寝屋子


若手の離職を防ぐため「疑似家族」制度導入した会社に注目集まる 先輩社員と兄弟になるってどうなの? | キャリコネニュース

 

私の故郷には「寝屋子」という制度がある。

 

簡単にいうと寝屋親と呼ばれる家にその家の子供として預かられる制度だ。

 

その時期に集まった同級生が、一同にその寝屋親の息子となるのだ。

 

そうして集まった寝屋親の子供、寝屋子の集まりは「兄弟」として扱われる。

 

つまり新しい形の「家族」となるのだ。

 

寝屋子の「親父」は本当のお父さんとはまた違った視点で息子として扱ってくれる。

 

とても貴重で大好きな存在である。

 

いつでも帰ってこい、という雰囲気である。

 

パッと見たときに、上のニュースを寝屋子っぽいなぁと思ったのだが、少し寝屋子とは趣旨が違うようだ。

 

離職率を減らすため、というところが。

 

寝屋子の雰囲気としては、去るものを追わず、他所で失敗したらいつでも帰ってこい!と後押ししてくれている感覚である。

 

若い衆は好きに暴れろ!というメッセージ。あとは面倒みたるから!というメッセージ。

 

私はだからこそ何かあったら親父のためになるようなことをしようと思えるのだ。

 

実際のことはわからないが、このニュースの書き方だと、若い衆を縛るための家族制度のような気がする。

 

実際の会社ではそんなことはないと思うし、本当に若手のことを考えてできた制度だと思うが、長の懐の大きさはとても重要だと思う。

 

少なくとも私のお父さんも親父も後ろからドンと勢いよく送り出してくれて、後ろから様子をうっすら伺ってくれている。

 

そのような存在だ。